このページは,IRLPオフィシャルホームページ内のIRLP Operating Guidelineを,JI1BQWが許可をとって翻訳したものです。海外の環境を想定した内容がありますので,読者においては日本国内状況に合わせて読みかえてください。原文は2007年6月16日時点のものです。

誤訳等のご指摘は当局のJARLメールアドレス(私のコールサイン@jarl.com)までお願いします。
(JI1BQW)


IRLP 運用ガイドライン

ここに記述されているガイドラインは,皆様が実際に使うローカルノード局が規定するガイドラインと異なることがあります。

IRLP - Keeping the Radio in Amateur Radio

新しいテクノロジーがアマチュア無線の世界に導入されたときの常ではありますが,今までのFMレピーターとは異なる運用方法が受け入れられるまでには若干の時間がかかります。この運用ガイドラインは今後も継続的に改善されていく予定ですが,現状でも皆様がローカルIRLPノード局をアクセスする際の良い指針となることでしょう。

接続モード

IRLPには2つの接続モードがあります。ダイレクトな1対1接続と,リフレクターを利用した1対多接続です。

ダイレクト接続とは,まさに文字通りレピーター(ノード)"A"とノード"B"が直接接続されます。この接続形態では,これら2ノード以外からの接続はできません。レピーター"A"と"B"が接続されている最中に,他ノードがいずれかに接続しようとすると "The node you are calling is currently connected to callsign" というアナウンスが発せられます。また,一方のレピーターで行われているローカルQSOはすべて,もう一方のレピーターから聞こえます。

ダイレクト接続は一レピーターのカバー範囲を越えた会話でよく使われていますが,今日よく使われるのはウェスタン リフレクター (Ref 9250) を使った接続です。リフレクターは,無線機には接続されていませんが,ブロードバンドでインターネットに接続されているLinuxコンピューターで,複数のレピーターでの交信をオーディオストリームとしてそれぞれのレピーター間で送受することができます。それぞれのリフレクターは9つのサブチャネルを有しており,計10までの仮想リフレクターを運用することができます。サブチャネルは最後の数字で識別されます。例えば,9250はメインチャネルであり,9251,9252,9253,・・・はメインチャネルと全く同じ能力を持つ仮想リフレクターです。

どの局がどのリフレクターのどのサブチャネルに接続されているか,またどの局がどの局に接続されているか等は,http://status.irlp.net で調べることができます。

リフレクターの利用

リフレクターを利用する際に常に念頭に置かなければならないことは,送信と送信の間に間を置くことです。リフレクター利用における3つのルールは:

  • ポーズ
  • ポーズ
  • ポーズ
です。

ノードやリフレクター間のリンクにおける,トーンスケルチを利用する複数の局によって生じる遅延により,IRLPでは通常の運用方法とは若干異なる運用が求められています。

送信と送信の間に間を置くことによって・・・

他局にブレークの機会を与えます。
他局にDTMFコマンドを入力する機会を与えます。
さらに重要なことは,送信と送信の間と同様に,PTTを押した後にも間を置くことです。
Reflector 920X Guidelines  
by Dave K9DC reflector 9200 owner
下をご覧下さい
Reflector 925X Guidelines
by Kent W7AOR reflector 925x owner
こちら

リフレクター接続中はローカルQSOを避ける

リフレクターはその性質上カバレッジが広く,多くの局がワッチしています。よって,ローカル局同士が交信する際にはリフレクターから切断すべきです。同一ノード内におけるローカルQSOが続く場合,私自身を含む管理者としては,切断をお願いすることになります。もしその交信にブレークインできない場合,そのノードはブロックされる可能性があります(ブロックについては後述)。

同様に,ある2局のみが長時間占有しているような場合,リフレクターではなくノード・トゥ・ノードのダイレクト接続に移行していただくようお願いすることになります。2局以上が長めの交信を行いたい場合は,より利用者の少ないリフレクターに移動するか,サブ・チャネルの利用をお勧めします。

Calling CQ DX :-) 

CQ呼び出しはOKです。その際は,「K9DCワッチ中」よりは,「CQ,こちらはK9DC。どなたかお聞きですか」・・・2分間ワッチ・・・切断の方がよいでしょう。とは言え3 x 3 x 47のCW/SSB型CQ呼び出しは全く不要です。IRLPではチューニングは不要で,皆最初のCQを聞いている可能性が高いのです。

天気やその他地域の違いに関する話題もOKです。しかし,何事も常識の範囲内で。インディアナの局がコロラドの局に「ヘィ,そっちには山があるんだって?」なんて言うところを聞いたりしたら世界中の皆が目を白黒させてしまいますね。

要は,チャネルを占有するような交信は避けようということです。常に10から20ノードが接続されており,100を超える局が使う機会を待っているかも知れませんから。

その他の運用ガイドライン:

まず,ワッチ。特にリフレクターのメインチャネルに接続した際には,すでに行われている交信にかぶせてしまう可能性が高いでしょう。接続後,最低15秒はワッチしてから呼び出しを行いましょう。

送信と送信の間に間を置くこと。多くの局がシンプレックスリンクで接続しており,それらの局にとって切断コマンドを出せるのは送信と送信の間だけです。送信と送信の間には最低5秒の間を取ってください。

PTTを押してからしゃべりだすまでに間を置くこと。IRLPではインターネットによる遅延,トーンスケルチによる遅延,その他様々な音声データ遅延要因が存在します。PTT押下後すぐにしゃべりだすと頭切れを起こします。

ブロックされてしまった

IRLPリフレクターは,特定のノードをアクセス拒否する管理機能を備えています。ノードがブロックされると,リフレクターから自動的にdatabase@irlp.netに登録されたノード所有者の電子メールアドレスにメールが送信されます。ブロックは決して個人的なものではありません。我々があなたのことを嫌いなわけでは絶対ありません。あくまでリフレクターを継続利用可能とするために取る措置です。実は管理者の一人である私自身もブロックされたことがあるのですよ。

ブロックされる理由の多くは,COSがオープンしっぱなしになってしまった,スケルチノイズが出続けた,ハングタイムが長い,レピーターIDやカーテシー・トーンがネットワークに流れてくる等,技術的な問題によってリフレクターの利用が阻害される場合です。しかし,他局がブレークできないような,間を置かない機関銃のような交信が続いたような場合もブロックされることがあります。

他VoIPネットワークとの相互接続は,IRLPリフレクターでは許可されていません。それは,非IRLP局の多くがステーションIDや,ハングタイマー,カーテシートーン等をミュートせず有効にしたままになっているからです。IRLPでは,実際にユーザーがPTTを押すことにより発生する信号以外を流すことを禁じています。20以上のレピーターが接続されている状況では,このルールが厳密に守られないと混乱をきたすことになります。

リフレクター管理者は,問題のあるノードの管理者に対して直接コネクトし問題を告げることもありますが,常にそれが可能というわけではありません。そのノード管理者は,問題が解決したならば自動メールへの返信の形でそれを報告しなければなりません。

その他,疑問点等あれば連絡ください。

ダイレクト接続する

まず,ローカルノードの周波数を15〜30秒ワッチしてください。その後そのノードが使われているかどうかを聞いてみましょう。ノードがクリアであることを確認したら,まず自分のコールサインを告げ,さらに接続したい先のノード名あるいは番号を告げます。例:「こちらはVE3xyz。シドニーのノードに接続します」。そしてノードに対してコマンドを送信し,PTTを離します。ローカルノードはコマンド受信後,接続認証を行う数秒の間キャリヤを出しますが,無音でもご心配なく。ノード間の接続が確立されると相手ノードの音声IDが聞こえます(相手側にはこちらのノードの音声IDが流れています)。

NOTE: すでにローカルノードが接続状態にある場合,"your node is currently connected to...相手先ノードID"のようなアナウンスが流れます。この場合,この接続の切断コマンドを送出する前に,この接続を引き続き使いたい局がいないかを確認しましょう。

接続が確立し,相手ノードの音声IDが流れたら,送信前に15秒ほどワッチしましょう。もしかしたら,

その相手先レピーターの使用中にコネクトしたかも知れません。
相手先ノードで流れる音声IDが,こちらで流れる音声IDより長いかもしれません。音声IDが終わらないと接続完了しません。
相手先ノードのコンピューターが,こちらのものより遅く,処理に時間がかかっているかも知れません。

PTTを押し,若干間を置いた後,自分のコールサインと共に特定局あるいは不特定局呼び出しをおこないます。

もし応答が無ければ,自分のコールサインと切断する旨のアナウンスを行い,切断DTMFコマンドを送出します。  DTMFコマンドをコールサインなしで送出するのは避けましょう。不親切であるという理由以外に,接続先の国によっては法律上の問題になり得ます。

ノードによっては,レピーターがローカルで使用中の場合には,別のノードとの接続をさせない設定になっていることもあります。その場合は,"The node you are calling is being used locally" というようなメッセージが流れます。 5分から10分後に再接続してみましょう。

ノード接続中,4分以上何も動きがない場合,両ノードにタイムアウトの音声アナウンスが流れた後自動的に切断されます。

ノードコードとは

これはよくある質問ですが,簡単な唯一の答えはありません。ノード管理者によってはプリフィックスを設けたりしています。またあるノードでは会員制をとっており,アクセスするには事前に管理者に連絡しなければならない場合もあります。ノード管理者のメールアドレスはhttp://status.irlp.netで調べることができます。ノード情報の一番下のリンクをクリックすると電子メールを送ることが出来ます。

リフレクターへの接続

前述のように,リフレクターへの接続の前にはローカルノードを十分ワッチしてください。さらに接続後音声IDが聞こえたなら,最低15秒はワッチしてください。そのリフレクターではすでに交信が行われているかもしれません。15秒のワッチ後何も聞こえなければ,自分のコールサインと「市町村,県,国」をアナウンスしましょう。IRLPは海外にもつながっていますので,自局のQTH情報は重要です。

応答が来るまでじっくり待ちましょう。ワッチしていてもすぐには応答できない場合も多いでしょう。

リフレクターへの接続にはタイムアウトがありますが,多くのノードはこの設定をデフォルトより長く設定しています。よって利用頻度の少ないレピーターでもリフレクターに長時間コネクトしている場合があります。タイムアウトで自動切断される場合には一般に"Activity time out ... Reflector xxxx, link off" のようなアナウンスが流れます。

もし貴局がまだIRLPに慣れていない場合は,一度アクセスしようとするローカルノードの管理者に連絡を取り,そのガイドラインを確認することをお勧めします。

もし,IRLP接続のローカルレピーターでローカルラグチューを行いたかったり,あるいはそのような交信が聞こえた場合には,リフレクターから切断するようにしましょう。

エラーメッセージ

ノードやリフレクターにアクセスしようとした時,エラーメッセージが返ってくることがあります。最もよくありがちなエラーメッセージは:

"The node you are calling is not responding, please try again later"
 これは,インターネット接続がうまく行かなかった時に返ってきます。

"(警告音に続いて) Error- The call attempt has timed out, the connection has been lost"
これは,アクセスしようとした相手ノードがオフラインの時に返ってくるメッセージです。UKの一部など,いくつかのノードはダイヤルアップでインターネット接続しており常時オンラインではないことがあります。あるいはノードやインターネットの一時的問題であることもあります。

"The Connection Has Been Lost"
これは途中でインターネット接続が切れてしまった時によく発生します。私の場合,一度間違ってネットワークケーブルを足で引っ掛けて抜いてしまった時に起きました。

DO'S and DON'TS

推奨事項と注意事項のまとめです。

DO - 送信と送信の間に間を置き,他局にブレークやDTMFコマンド入力の機会を与えましょう。
DO - DTMFコマンドを送信する前に,自分のコールサインを言いましょう。
DO - 接続されている全てのノードを送信状態にするため,PTT押下後は1秒ほど待ってから話し始めましょう。.
DO NOT - リフレクター接続中のレピーターではローカルラグチューは避けましょう。
DO - リフレクター接続後,送信前に10秒ほどはワッチをしましょう。
DO NOT - リフレクター管理者の事前了解無しに,Netを企画したり開始したりしないようにしましょう。

IRLPでのQSLについて

IRLPユーザーの多くがQSLカード交換を望んでいる一方,HFにオンエアしていないIRLPユーザーの中にはQSLカードを印刷しようと考えたこともないユーザーも多くいます。そこでインターネット上で簡単にQSLカードを交換するテクノロジーをご紹介します。

eQSLは,電子的にQSLを作成,記入,交換できるサービスです。(西オーストラリア, MorleyのVK6TNC, Chrisから来たQSLカードをご覧下さい)  この例は無地のデザインですが,多くのデザインテンプレートが用意されていますし,もちろんご自分の写真やグラフィックスを使ってグラフィカルなカスタムカードを作成をすることもできます。一度作成したグラフィックスは以降のeQSL発行時には自動的に使用されるようになります。 

eQSLにカードが来ているかチェックしましょう

Your Call

eQSLのウェブサイトはhttp://www.eQSL.ccです。すでに貴局宛eQSLカードがあるかどうか,左のフォームにご自分のコールサインを入力しSearchボタンを押して調べてみてください。

eQSLは広告収入や個人的寄付によって運用されている無料サービスです。

とは言え,ビューロー経由やダイレクトで受け取るQSLカード以上のものはありません。もしQSLカードを海外にダイレクトで送る場合には,相手国の郵便事情が自分の国とは異なることを考慮し,USドル紙幣やIRCを同封するようにしましょう。

その他
このページをより良くするためのアドバイスがありましたら,  までメールを下さい。

 

 

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last updated April 21, 2005
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